いわゆる、放尿後の爽快感

てびち。

2012年11月26日 14:28



って、なんですが、ホントに率直な意見。
仙頭武則初監督作品、
ウチナンチュがウチアタイする、という
「nothing parts 71」を見てきまして。。。
1971年、沖縄の本土復帰前年に生まれた2人の男を巡る物語。 教師をしていた山城智一は、台風が接近する中、同僚とコザの居酒屋で飲んでいた。そこで思いがけず米兵の乱闘騒ぎに巻き込まれ、智一の過失で一人の米兵の命を亡くしてしまう。 同じ頃、東京で不動産業を営む津波信二は、軍用地の売買の交渉中。彼は台風情報で沖縄に帰るのを諦めて、コールガールを呼ぶのだった。 それから数年後。智一は服役を終え、戦争被害者の遺骨収集の仕事に就いていた。信二は不動産業とコールガールの斡旋業に手を染めていた。 ある日、信二が智一を車でひいてしまったのをきっかけに、二人は急接近。見つけた頭蓋骨を家族のもとへ返しにいく過程で心が共鳴していく。 信二は金だけにまみれた生活の虚しさを振り払うように沖縄を疾走。過去の過ちを受け止めようとする智一には、沖縄のすべてがねじれて複雑に見えるようになり、混乱が加速するのだった。
(桜坂劇場HPより引用)




私事ですが、在沖10年。いつも「なんで沖縄に来たの?」と質問されては
うまい返しができなくてリトル困っていましたが、
これを見て、なんか、答えをつかめた気がします。
それはまるでガマンにガマンしての放尿後の爽快感のような。。。w

楽園でない日常の沖縄を肌で感じたかったのだ。
笑顔と癒しの島に隠れた、影の部分ー。

150分という長尺に加え、耳障り・目障りのよろしくないシーンの連続に、
トイレが近いのも忘れ、前のめりで見てしまいました。

「復帰前は、おいら、何人だったんだ?」

多分、この疑問は素直に今でも発しておかしくないものかも。。。
自分の中に深く残るであろう1本に出会えて、本当によかった☆


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