意志と意思と深過ぎるほどの絆

てびち。

2015年06月08日 18:35



よく、実話を元に…ってあるけど、
頭ん中ではわかるけど、
イマイチ心にくるものがなかったり、
悲惨さのムチャ配信みたいな感じだったりする。

だからこの映画も、ソレ系?と思ったけど、
タイトルが「グッドライ」
え?だれがだれにウソつくの?どんなウソ?と、
いろいろな想定ウソが頭ん中を巡ってた。

見始めて、
リース・ウィザースプーンが演じる役の
存在の重要性に気付く。
彼女は、
事実という重さと、
映画というエンタテインメントとの隙間を、
そして、
幼い兄弟の餓死や射殺体が流れる川を泳ぎ渡るという
あり得ない(でも事実)壮絶な思いをした彼らと
映画を観てるワタシたちとの距離感を、
“グッと縮ませる”大切な存在なのだ。

ううう泣

前半の壮絶なサバイバルシーンや
アメリカでの葛藤の日々は、

想像の範囲内(笑)といった感じだけど、

それでもある意味、衝撃のエンディングがあって。

「あまり深入りするな」と

「自分が身代わりになりたかった?」
の相反する台詞が、
すごく印象に残ったわ。

当事者も、受入側も、重なるようなトラウマがあって、

だからこその最後の英断への理解につながるんだろな~。
大切なこと、守りたい人があってこそのグッドライは、

人間味にあふれて、絆の強さ深さに比例するんだろねw

エンディングで
主演者の経歴?として
「スーダン難民」や「元少年兵」というテロップの後に
寄附の案内が入るのは、
製作者の思いがスゴく伝わる。
寄附、増やそうかなw

しかし、ここだけの話。
こんな言っておきながら、
キャリーがリース・ウィザースプーンって気づかなかった(笑)

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